苔蒸した中を歩いたり、突然現れるキレイな橋を渡ったり、木々のトンネルの中を抜けたり歩き進む先に新しい発見がある森田道。
鳥の姿を見ることはできませんでしたが、鳥の鳴き声を聞きながら歩いたり、木にしっかりとくっつくカタツムリを見たり。
森の中を歩いていたと思ったら、突然青空が広がる中に抜け出たり、散策中も飽きることがありません。
道を歩いていると、突然現れた看板。
昔神津島には野牛がいたそうです。幕府が飢饉対策の食糧確保として飼育するために送った牛が野生化していたそう。
かつて、養豚をしていたという話は聞いたことがありましたが、神津島に牛がいたという歴史を知れる散策。
この石垣、簡単に牛が飛び越えて行きそうと思うのは気のせいでしょうか。。。
山道を降りて行くと、多幸湾を一望できる“黒曜石展望地”に到着しました。
天上山の白い山肌の向こうに見えるのが「砂糠山(さぬかやま)」。
ここに横に黒く見える層が黒曜石です。
黒曜石については、神津島村郷土資料館内に詳しい歴史が展示されています。
大昔、手漕ぎの船で文字通り“命がけ”で黒曜石を採りに神津島まで来ていたこと。
質の良い矢じりを作ることが、生きていく上でいかに重要だったか、と太古に想いを馳せてみたり。
多幸湾を眺められる展望地。
冬になると西風が強くなる東京諸島。
島の東側の多幸湾に港が作られてから、冬の着岸率がかなり上がったそうです。
多幸”湾”と言う通り、上から見ると大きな湾になっているので波もおだやか。
島の人たちに昔も今も”多”くの”幸”せをもたらせてくれる多幸湾です。
自然と向き合ったり、いろんなことに想いを馳せながら森田道散策を楽しんでみてください!
→「森田道トレッキング -前編-」はこちら
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